【 菊和弘 とは 】

昭和22年に千葉県松戸市で大河原製作所を、初代横座鍛冶 大河原一男と、二代目横座鍛冶 大河原享幸で設立

その後、昭和28年に現在の東京都葛飾区金町に工房を移し、和弘利器株式会社として法人化をし、
【菊和弘 ブランド】 (登録 4471001) / (登録 4471002)の、手作り刃物を製造しております

現在も東京の下町 葛飾、 柴又帝釈天の近くで槌を振ってます

 

 


 

 




【 鍛冶師紹介 】

  三代目横座 大河原 康宏 -Yasuhiro Okawara-  
     
   【経 歴】 

平成 9年 刃物鍛冶として仕事を開始
平成30年 父享幸の跡を継ぎ横座鍛冶となる
令和元年 葛飾区伝統工芸士に認定

 
   【加盟団体】 

・東京刃物工業共同組合
・葛飾刃物工業会
・関東裁鋏工業会
・葛飾区伝統産業職人会

 




 

工房 紹介

作業に欠かせない大事な道具たちです


火 床 (Hodo)

火造をする際に最も重要な火の床
コークスの下から空気を送り、風量で炎を操っています
1000度を超える火力で鋼を鍛えます



金 敷 (Anvil)

明治時代の名匠から受け継いだ100年以上前の金敷で、 どんな力強い槌にもビクともしない安定性があります
表面に突起している高さの約3倍の長さが地中に埋まっています



槌 (Hammer)

火造りをする刃物の種類や、その寸法、工程で使い分けるため、様々な形、角度、大きさの槌を使い分けています




ハ シ (Hashi)

火造工程で熱した鉄材を掴む道具です
製作する刃物により、形状や大きさの違うハシを使い分けます



鏨 (Tagane)

火造中の鉄材・鋼の裁断、割り込みに使用します




白熱電球 (Light)

刃物づくりに、明かりは重要な道具のひとつです
工程によっては、白熱球(裸電球)でないと見えにくい為、代替できない明かりです



鳥 口 (Anbil)

裁ちばさみの輪を作るための特殊な金敷




水研ぎ機 (Grinder)

水を撒き上げながら研削する機器





シャベル(Shovel)

コークスをすくう時に使います(70年前に祖父が製作)



ねじり木(Nejiriki)

刃の曲がりを矯正する道具




風鈴(Wind bell)

鍛造時の暑さが、●●℃ 下がります(下がる気がします)




手打ち刻印(Carved seal)

菊和弘製品の証しとして、銘やロゴを打刻します




コークス (Coke)

火力が強く、火の安定・持続性がある燃料材です
製作する刃物によって、大きさを変えています



松 炭 (Matsuzumi)

焼き入れの際に使用します
松炭で焼き入れをすると炭素量が多く、良質な刃物になります



グラインダー (Grinder)

刃物を削る研削砥石
砥石メーカーに特注で焼いて頂いております
粗さの違う砥石を使い分けています



バ フ (Buff)

より細かく研磨する際に使用します




ペーパーグラインダー(Grinder)

研磨の用途により使用します




高速切断機(Cutting machine)

原材料の切断に使用します




足蹴り(Hammer)

昭和初期の頃に使用していた道具です




かき棒(Stick)

コークスの状態と安定をこの棒で調整します




桶(Oke)

焼き入れ以外にも、鍛造時の冷やしや水撒きなどにも使用します



螺子まわし(Nejimawashi)

裁ち鋏のネジ調整用道具



革砥(Strop

砥石で刃を付けた後のカエリを取り除きます

 

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